ショアルマ(シャワルマ)とは?
大きな肉の塊を垂直の串に刺し、回転させながら側面を焼き上げます。注文を受けてから、焼き上がった外側の香ばしい部分を大きなナイフで削ぎ落として提供するのが特徴です。
ピタパンに挟んでたっぷりの野菜やソースと一緒にサンドイッチにするのが定番スタイルですよね。ラップスタイルもあります。最近日本でもずいぶん増えてきました。
家ではまず作れないエスニックな味です、タンパク質と野菜が手軽に取れていいですよね。
ライスも選べることもあります。日本のお米とは違う、長くてパラパラの黄色いライスもたまに食べたくなります。私は、選べる時はライス派です。
ショアルマ(シャワルマ)に使われる肉の種類
ショアルマ(シャワルマ)に使われる肉は、主に羊肉(ラム・マトン)、鶏肉、牛肉が一般的です。
中東地域が発祥の料理であるため、宗教上の理由から豚肉が使われることはまずありません。
羊肉(ラム・マトン): 伝統的な定番。独特の風味が楽しめます。
鶏肉(チキン): クセが少なく、世界中でポピュラーな選択肢の一つです。
牛肉(ビーフ): 私は食べたことない気がします。あまり見ませんよね。食べ応えがありそうです。
合わせ技: 地域やお店によってはラムとビーフを混ぜて串に刺して焼く場合もあるそう。これも私は出会ったことがない気がします。
ショアルマに添えられるソースの種類
トゥーム(Toum)
真っ白で濃厚なガーリックソースは、一般的に「トゥーム(Toum)」と呼ばれるレバノン発祥のソースです。
驚くことに、基本の材料には乳製品(マヨネーズやヨーグルト)は一切含まれていません。
見た目はマヨネーズやクリームのようですが、卵も牛乳も使わずに、ニンニクの成分と油を高速で混ぜ合わせることで、ふわふわのホイップ状に仕上げています。
非常にパンチが強く、ガツンとしたニンニクの風味が特徴です。お肉の脂っこさをレモンの酸味とニンニクの刺激で中和してくれるので、ショアルマにぴったりです。
中近東(レバノン・シリアなど)ではトゥームが主流です。
トゥーム(Toum)の主な材料と作り方
基本的には、以下の4つの材料を乳化させて作ります。
ニンニク: 大量のニンニクを使用します。これが味と香りの主役です。
植物性油: ニュートラルな風味の油(キャノーラ油やひまわり油など)を少しずつ加え、マヨネーズのように乳化させます。
レモン汁: 酸味を加えるとともに、乳化を安定させる役割があります。
塩: 味を引き締めます。
自分で作る場合は、ハンドブレンダーを使うとこの独特の質感が出しやすいそうです。
タヒニソース
ごまのソース(タヒニ / Tahini)は、主にレバノン、イスラエル、パレスチナ、エジプトなど、中近東のビーフ・ショアルマでよく使われるソースです。
日本の練りごまよりも少し粘り気が少なく、レモンの酸味が効いています。
中東の多くの国では、どの肉を食べるかによってソースを使い分ける傾向があります。
ビーフ(牛肉)やラム(羊肉)などにはタヒニソースを合わせるのが王道です。赤身肉の力強い味には、ごまの濃厚なコクと苦味がベストマッチとされています。
チキン(鶏肉にはトゥーム(ガーリックソース)を合わせるのが一般的です。
タヒニソースの中身
タヒニ(生の白ごまペースト): ベースとなる材料。
レモン汁: 大量に加えます。ごまの重さを引き締め、白く変化させます。
ニンニク: すりおろして香りをつけます。
水: 濃度を調整するために加えます。
パセリやクミン: お店によってはハーブやスパイスを混ぜ込みます。
他の料理とタヒニソース
タヒニはショアルマ以外にも中東料理ではよく登場します。
フムス: ひよこ豆のペーストに混ぜ込まれています。
ババガヌーシュ: 焼きナスのペーストにもタヒニが入っています。
サラダ: 生野菜にタヒニソースをドレッシングとしてかけることも多いです。
ジャジキ(ヨーグルトソース)
ギリシャの「ギロ(Gyros)」には、必ずと言っていいほどジャジキ(Tzatziki)が使われます。
特徴: 水切りヨーグルトに、おろしキュウリ、ニンニク、オリーブオイル、ディル(ハーブ)を混ぜたものです。
トゥームに比べて非常にさっぱりしており、肉の脂っぽさをヨーグルトの酸味とハーブの香りで中和するスタイルです。
アレンジ版
ヨーロッパや日本などの街角で見かけるケバブ店では、親しみやすいようにアレンジされていルコとも多いです。
ヨーグルトをベースにマヨネーズを混ぜたものや、ガーリック風味のマヨネーズソースなどを提供していることも多いです。
さらにチリソースを混ぜたり、ケチャップ等を入れてオーロラソース風にしたりと、お店によって様々な工夫を加えています。
